ただ、私は、虫を殺しても決して気持ちよくはありませんでした。楽しくもありませんでした。いつも心の中に引っかかるもやもやした感覚がありました。「ただ一つあることを除いて」とはこのことだったのです。あの時も、このもやもやを晴らそうとして、ありんこを一心不乱に踏みまくったのです。でも、もやもやは決して晴れませんでした。そして、このもやもやが何なのか、この時わかったように思いました。

「わけも無く生き物を殺してはいけないんだ。」

という思いが私の中から湧き上がって来ました。そして、もやもやが消え去ったのです。(実際には、もやもやがこのように“言語化した”と言った方が適切に思います。)それからは、むやみやたらに虫を殺すことはなくなりました。(でも、全く虫を殺さなくなったわけではなく、理由があれば殺していました。例えば、ハエとか、蚊とか、虻とか‥。(-_-;)

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